推薦の言葉

藤村さんとは仕事上で知り合い、初めて彼からNLPの詳細を教えられました。私は米国の大学院で臨床ソーシャル ワークの教育を受け、現在は日本の社会福祉の現場で相談の業務に就いております。

藤村さんのホームページにありますように、まずNLPは視覚、聴覚、身体感覚を使いますのでクライアントがカウンセリングに自然かつ能動的に参加出来るという利点があると思います。今、ここで何を感じているかという無意識と関連したイメージに焦点を当てるので、クライアントは過去を徒に詮索されませんし、何かについてどう思うのか尋問の様に聞かれる事もありません。 

実際、彼のレクチャーを受けて感じた事ですが、自身がどのような感覚で今そこにあるのか、ということが中心ですのでカウンセリングに入りやすい印象を受けました。当然、出て来たイメージをどのように良い方向へと変化させるかについては彼がリードします。 

次に、変化に焦点を当てたスタイルですので効果があるということです。私の知っている範囲での話ですが、精神分析で無意識に気づくようにする。来談者療法のようにクライアントが自身のペースで変化していくというものとは違い、出て来たイメージに対して直接変化を加えていく手法を藤村さんは取っています。NLPの性質上そうなのかもしれませんが、クライアントが変化させる対象と変化のプロセスを直接経験するので効果があるのだと思いました。この点で行動療法に近い面がありますが、先述したように、あくまで今何を感覚で受け取っているのかという取っ付き易い手法ですので、苦手なものから難易度を落としてチャレンジしていくという手法のような恐怖感もないと思います。 

最後に夢に焦点を当てるというNLPを発展させた藤村さん独自の手法は、クライアントが本来持っている素質や個を華開かせる事を可能にすると思います。人間には自然治癒力があるというカール ロジャースの考えを発展させれば、人は自然と自分で良い方向に導こう、悪いものは治そうという力があるのではないかと個人的には考えています。「自然」は、普段我々が白昼夢の様に見るイメージや、実際に寝ている夢の中にもこの力は働いているのではないでしょうか。藤村さんはこれに注目し、イメージを使うNLPを夢と関連付けて、本来、自身が無意識に何をしたかったかを発見する手助けをしようとしています。 

このように藤村さんの提供するカウンセリングは、NLPの性質上クライアントが参加し易くて変化を起こせる、そこに夢を使った独自の手法でより深く「本来の自分を取り戻していく」という特徴があるものです。 

以上、私の主観的ではありますが紹介させて頂きました。 

飯野 公俊  

Hunter College of The City University of New York (ニューヨーク市立大学ハンター校ソーシャル ワーク修士課程卒)
MSW (臨床ソーシャル ワーカー)